建築系博士課程学生
- 博士学生の就職、ポスドクのキャリアパスについて:
- 企業や設計事務所では、博士はいらないという認識をもっている。
- 大手でも研究所を持っているところはまれであり、図面を引きプラニングをするということでも、修士くらいまで出てきてもらえるのであれば十分という認識がある。
- 博士課程を出てきてもらうよりも、修士課程を出て、会社に入ってもらってから一級建築士をとってもらったほうがいいと考えている。
- 設計事務所のようなところの場合、労働環境もきつく給与面でもきつい場合があり、30歳を超えてからでは体力的・精神的にとてもできるものではない。特に個人事務所の場合はそのような傾向がある。それは博士課程の学生やポスドクも認識している。
- また、一級建築士の受験資格要件がかわろうかとしている。現在は、一級建築士を受験するのに2年の実務経験が必要であるが、修士の二年間を実務経験とみなしていた。それを今後は認めないというような話が出て来ている。つまり大学院というのは、今後、ただ学生が遊んでいるだけのところだという認識をもたれるだろうし、その流れで博士号の価値はさらに下がりそう。
- 建築系のドクターは企業にも行けず、大学で教員になることもできず、行き場がなく、漂っている感じがする。
- 女性ポスドクの問題もある。子供の育児期間の保証がなく、育児の区切りがついて、研究を再開しようと考えても、ポストにつけず、専業主婦化していく知人が多い。
- 研究業界の若手研究者のキャリアパスに対する関心:
- 例えば建築学会は、日本で二番目に大きな学会であるが、そこでは現在のところ若手研究者のキャリア問題についてはあまり関心がもたれていないようだ。
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