今回の座談会の目的は二つあります。
一つ目はキャリアの形成に関することです。
第一回目、第二回目の座談会においては、大学院を出て企業でのお勤めの経験のある方に経験談やそこから得られた生きる上での考え方を話していただきました。このような話を聞いた上で自分自身を振り返ったり、未来に思いを馳せて自分が何をしたいのかを考えていくことも必要なことであると考えます。
これまでの座談会においては、参加者への働きかけとしては、「自分が何をしたいのか」を考える上で、「自分が何を得たいのか」ということが中心に来ていたように思います。「自分が何をしたいのか」を考える上では、自分が「他人に何を与えたいのか」、もっと大きい場合には自分は「社会にどのような働きかけをおこないたいのか」といったことを考えることも重要なのではないかと感じてはじめております。
ただ、日常生活の中で、所属している組織やコミュニティーにおいて「他人に何を与えたいのか」と考える風土がない限りは、なかなか考えることはないことなのではないかと思います。
そのため、今回の座談会では、まずは、自分の周囲でおころうとしていることに対して、自分なりに意見をもち、また他人の意見も聞いてみて、当事者意識をもって話し合う場を作ることで、「他人に何を与えたいのか」「社会にどのような働きかけをおこないたいのか」ということが現れてくるのではないかと考えました。
そして、座談会の開催目的の二つ目となるのですが、来年度より第3期科学技術基本計画がはじまるのを受けて、その中の特に人材の育成に関するところをテーマとして取り上げます。恐らくは研究に関しての個別のテーマについては、それなりに専門性がないとわからないことが多いと思うのですが、人材の育成に関しては、学生として、教員として、企業人としてなどそれぞれの立場によって、思うところは多いのではないかと考えております。この機会にぜひ当事者として今回取り上げるテーマについて関心をもってもらいたいと考えております。
今回の座談会では、話し合いの中で、特に解答を探っていくということはしないつもりでいます。各人が各人の立場で継続的に関心を持ち続け、発信を続けることを期待しております。そのため、今回はゲストスピーカーと参加者のためのメーリングリストを準備します。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
小野 賢志 様
文部科学省 科学技術・学術政策局 基盤政策課
専門職(科学技術・学術関係人材担当)
第3期科学技術基本計画の人材に関する部分について、煮詰まっていくまでの過程を現場でかかわっておられた立場からお話していただきます。
2006年2月4日(土):15:00-17:00
20名程度
今回取り上げるテーマに関して関心をお持ちの方であればどなたの参加も歓迎いたします(学生だけでなく、教員、企業、官庁、NPOの方などなど)。ただ、参加申し込みのときに課題のテーマに関しても意見を送っていただく必要があります。
博士の生き方管理人宛(webmaster@hakasenoikikata.com)にメールにて、タイトル「第3回座談会参加希望」と明記の上、次の事項をご連絡ください。1.氏名、2.所属(大学名・学年もしくは会社名)、3. 年齢、4. 懇親会参加の有無、5.自己紹介(差し支えのない範囲で、座談会当日に配布します)、6.メーリングリストに登録するためのメールアドレス(フリーアドレスも受け付けます)、7.課題(下にテーマを載せています。ワードファイルを添付しておくっていただいてもかまいません)。
もしも、メーリングリストでの議論が活発におこなわれるようであれば、座談会で取り上げるテーマにもよりますが、将来開催する座談会の参加者もメーリングリストに登録することも考えております。メーリングリストに関しては、フリーのメーリングリスト(egroupsを想定)を用い無関係の人からは見られない非公開の設定にしたいと考えております。
「『科学技術基本政策策定の基本方針の中間とりまとめ』の人材に関連する項目を読んだ上で、これからの社会にとって必要な人材とはどのようなものかを、理由(例えば自分の体験を踏まえて、本で読んだことなど)も含めて書いてください」
※「科学技術基本政策策定の基本方針の中間とりまとめ」に関しては、総合科学技術会議のホームページからダウンロードできます。
※課題は、メールで直接書いてくださってもかまいませんし、ワードファイルで添付しておくっていただいてもかまいません。
よろしくお願いいたします。